サイダードロップス・同窓会4回目
※今回、水平思考推理ゲームより
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		「わかった。たぶんレストランにはNINJAが潜んでいて、こっそりスープに毒を仕込んだんだ。男は毒が仕込まれているのをわかってたけど、過去にこう、うん、ふわふわなんかあって飲むか!って決断をして飲んだから夜になって死んで、自殺扱いになった」
		

		マグナル:
		「ツッコミどころがありすぎる上にノ―!」
		

		グレン:
		「男はもしかしてウミガメだったりしますか?」
		

		マグナル:
		「ノ―。でもそういう確認質問は大事だな」
		

		リリト:
		「シェフがウミガメ?」
		

		マグナル:
		「ノ―。グレンとリリトは常識にとらわれない感じで、
このゲームに向いてるなぁ」
		

		リリト:
		「以前スープを飲んだときに一緒にいたのがウミガメだったり?」
		

		マグナル:
		「ノ―」
		

		ティール:
		「……以前スープを飲んだときに一緒にいたのは、男の仕事仲間だった?」
		

		マグナル:
		「イエス」
		

		ライラ:
		「その仕事はウミガメに関係する仕事ですか?」
		

		マグナル:
		「! うーん、イエス、かな。もう少し質問を絞ればはっきりイエス、ノ―で答えられる」
		

		ギスタ:
		「ん?じゃあ、ウミガメを見ることがある仕事か?」
		

		マグナル:
		「イエス」
		

		リラ:
		「お世話をする仕事?」
		

		マグナル:
		「ノー」
		

		ティール:
		「んー、ここらへんで情報をはっきりさせとくか。
男はレストランで出されたウミガメのスープを飲んで、自殺することを決めた?」
		

		マグナル:
		「イエス」
		

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		「あれ?終了じゃない?」
		

		マグナル:
		「なんで自殺することにしたかって、背景を探るゲームだからなコレ」
		

		ティール:
		「そうだな。男の仕事は海に関係する仕事か?」
		

		マグナル:
		「イエス」
		

		ティール:
		「船乗り?」
		

		マグナル:
		「イエス」
		

		エリク:
		「船に乗ってるときにスープを飲んだ?」
		

		マグナル:
		「! ノ―!だがそれは重要な質問だ!」
		

		リリト:
		「ねぇねぇ。まさか船が遭難して自分だけ無傷で生き残って、生き残るために仲間の肉を食べた。とか?」
		

		マグナル:
		「おっ!もうほとんど正解だな、それ。ってことでリリトにチケットをプレゼント!」
		

		リラ:
		「おお~!リリトおめでとう!」
		

		リリト:
		「わーい!ありがとう!ありがとー!」
		


		ペペロンチーノ:
		「良かったのぉ」
		

		ライラ:
		「すごいですね、リリトさん」
		

		リリト:
		「エリク、一緒に行こうね!」
		

		エリク:
		「ああ」
		

		マグナル:
		「で、答え合わせな。
		男は昔船乗りだったが、ある日嵐に遭い、遭難してしまった。一緒に洞窟に流れ着いた仲間たちは、体力の無いものから死んでいく。彼らは生きるために、死んだ仲間の肉を食べることに決めたが、男だけはそれに頷かなかった。しかしどんどんやせ細っていく男を哀れんだ仲間が、「これはウミガメのスープだから」と言って男に死んだ仲間の肉を食べさせた。それから時が立ち、男はレストランでウミガメのスープを食べる。しかし味が違うことに気付いた男はあのとき食べたスープが仲間の肉のスープだったことに気付いて自殺してしまうって話でした」
		

		アルフレッド:
		「まっったく思いつきもしなかった、そんなこと」
		

		グレン:
		「しばらく肉を食べ辛いっス…」
		

		ギスタ:
		「えげつない話だった」
		

		マグナル:
		「まぁ、うん。だから『仲間の肉を食べた』ってキーワードが出たら正解にカウントしようって決めてたんだよ」
		

		ギスタ:
		「それでも相当にえげつない発想なんだが」
		

		アルフレッド:
		「まぁ、腹が減ったらなんでも食べるよな」
		

		リリト:
		「そうだねー」
		
 
		
		グレン:
		「ここの2人怖いんですけど!」
		

		ティール:
		「たぶんそれ、心の闇の部分だからそっとしておいてやりなさい。っていうか誰か俺を褒めてくれよ。結構仕事したぞ」
		

		ライラ:
		「お疲れ様でした、ティールさん」
		

		エリク:
		「おつかれ」
		

		ペペロンチーノ:
		「クッキーいるか?」
		

		リラ:
		「ティール、お疲れさま!格好良かったよ!」
		

		ティール:
		「何これ、俺泣きそう。感動で泣きそう」
		

		ギスタ:
		「良かったな。で、ゲームも終わったし、そろそろお開きの時間なんじゃないか?」
		

		アルフレッド:
		「お嬢ちゃん」
		

		リリト:
		「なに?」
		

		アルフレッド:
		「俺はそのチケットが欲しい。くれ」
		

		リリト:
		「ダメ!これは私の!」
		

		アルフレッド:
		「だから今ここで勝負しようぜ。俺が勝ったらそれをくれ。お前が勝ったら引越しでもなんでもしてやるよ」
		

		リリト:
		「男に二言は無いよね?」
		

		アルフレッド:
		「不利な勝負は仕掛けない」
		


		マグナル:
		「それじゃあ、俺ゲストだからもう帰るわ!」
		

		ティール:
		「あっ、おまっ、アイツ逃げ足速ぇぇっ!」
		

		ギスタ:
		「エリク。止める気があるなら止めて来い」
		

		ライラ:
		「そんな大人気ないこと止めてください!」
		

		アルフレッド:
		「武器は使わないから大丈夫だって。
でも女だからって容赦はしない」
		

		グレン:
		「(そんなことしてるからいつまでも許されないといつ気づくんだろう)」
		

		リリト:
		「そんなこと言って、負けてライラに愛想つかされたらいいのよ!」
		

		エリク:
		「俺はもう帰る」
		



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		「マシュマロ食べたい」
		

		リラ:
		「私も食べたくなってきちゃった」
		

		ギスタ:
		「それじゃあ、今から行くか」
		

		ティール:
		「おい、ギスタ。お前逃げようとしてるよな、この事態を俺に押しつけて行こうとしてるよな、もう俺も帰るからな!」
		

		エリク:
		「サイダードロップス同窓会どうだっただろか。楽しんでいただけたなら幸い。では」
		

		ペペロンチーノ:
		「最後まで適当じゃのぉ」