サイダードロップス・同窓会2回目

	エリク:
	「そんな目で見るな、後で何かやるから!
	2回目はDomainからのゲストでマグナルとシェアだ」

	マグナル:
	「どうも!みんなのアイドル、マグナルと!」
	

	シェア:
	「と、って何にかかってるの?シェアです」
	

	エリク:
	「アイドルだったのか…」
	

	リリト:
	「転職?」
	

	ティール:
	「あぁ、マグナルはな、とうとう議員を目指すのを辞めて
アイドルに……」
	

	マグナル:
	「違う、違うから。俺、まだ師匠のところで議員になるためのお勉強真っ最中。
	ねぇ、なんなのこの、ゲストに全然優しくない感じのメインたち」
	

	リリト:
	「エリクは基本台本しか読んでくれない融通の利かない司会者だからね」
	

	ペペロンチーノ:
	「クッキー食べるか?チョコはワシのじゃ」
	

	マグナル:
	「たぶんそれ、融通が利かないっていうより、やる気がない……」
	

	シェア:
	「食べる。俺もケーキ買ってきたから後で食べよう」
	

	リラ:
	「わーい!」
	

	ギスタ:
	「だからこぼすなって」
	

	マグナル:
	「ねぇ、あっちすっげぇ自由なんだけど、いいの?
いいの、司会者?」
	

	エリク:
	「好きにすればいい。グダグダして、そして時間が押しに押しまくって3回目がなくなればいい」
	

	ティール:
	「あぁ、エリク……嫌なもんを後に回したのか。
	なんというか、無駄なあがきを……」
	

	エリク:
	「きっとこの面子ならグダグダに出来るはずだ!だから…」
	

	リリト:
	「“マグナルとシェアにエンディング後はどうしているのか聞く”だって」
	

	ティール:
	「あー、うん。やっぱエリクは司会をやる気がなかったんだな。軌道修正ありがとう、リリト」
	

	マグナル:
	「俺?俺は変わらず、師匠にこき使われてるよ。
	議員になれるのは25歳からだから、あと2年くらいは下働きだなー。
	シェア、お前も食ってないで話せって。ゲストなんだからさ」
	

	シェア:
	「もぐもぐ。魔法カウンセラーとして働いてる。最近は……手芸にハマってるよ」
	

	エリク:
	「裏切り者!」
	

	リリト:
	「嫌なものはなくならないよー。旅して学んだでしょ?」
	

	ペペロンチーノ:
	「マグナルは議員になって議長になって実権を握るのが野望かえ?」
	

	マグナル:
	「えー?議長って、割とカリスマ性いるからなー。
	俺は副議長あたりで裏から色々と謀を仕掛けたい」
	

	ペペロンチーノ:
	「黒いのぉ」
	

	リリト:
	「野望があるということはいいことよ。
	シェアは魔法カウンセラーって言ってたけどどんなことするの?」
	

	シェア:
	「パッとして、ホッとして、おぉって感じなこと」
	

	リラ:
	「すごいよね!」
	

	マグナル:
	「魔法カウンセラーってのは、魔法で幻想的な光景を作り出して、病んだ心を癒す仕事だよ」
	

	リリト:
	「説明ありがとう、マグナル」
	

	エリク:
	「俺もカウンセリング受けたい…」
	

	ギスタ:
	「どれだけ3回目が嫌なんだ……」
	

	アルフレッド:
	「そんなに3回目が嫌ならぶっ潰しちまえばいいじゃねぇか」
	


	エリク:
	「うわぁぁああぁ!」
	

	リリト:
	「あ、アルフレッド」
	

	ライラ:
	「ちょっと、出番はまだですよ!」
	

	グレン:
	「3回目どころか2回目をぶっ潰す勢いでドアを蹴り開けないでください!」
	

	ティール:
	「進行クラッシャーかよ!」
	

	リラ:
	「わー、こんにちは!」
	

	シェア:
	「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」
	

	ギスタ:
	「エリク、おい、エリク。大丈夫か?」
	

	エリク:
	「くそっ!だから嫌なんだこの企画」
	

	アルフレッド:
	「なに辛気臭い顔してんだよ」
	

	マグナル:
	「過去の企画で一応面識はあるけどさ、気の利くマグナルさんが、一応言っておいてあげるよ。自己紹介どうぞ」
	

	アルフレッド:
	「アルフレッドだ。
	こっちは妻のライラでこっちが弟のグレン」
	

	グレン:
	「しれっと都合のいいウソ言わないでください!
アルフレッドさんとは全くの他人のグレンっス」
	

	ライラ:
	「ライラです。本当にすみません!」
	

	ティール:
	「えっ!?お前、結婚したの!?お前が!?
あのお前が!?」
	

	アルフレッド:
	「ああ、した…」
	

	グレン:
	「してないです、してないです、してないです!
	兄さんの妄想です。俺は許さないっスよ!
	」
	

	ティール:
	「アルフレッド……ついに幻想のライラと結婚を……」
	

	ギスタ:
	「グレンも大変だな……」
	

	マグナル:
	「グレンもこう言ってるんだし、そろそろ現実見ようぜ……」
	

	アルフレッド:
	「グレン、そろそろ許してくれたっていいだろ?
昔は色々したが、今はそれなりに反省してるし」
	

	グレン:
	「それ反省してないっスよね?俺は兄さんが姉さんにしたことを忘れてないし許してないっスよ!」
	

	ライラ:
	「個人的な問題を企画内に持ち込まないでください!
みなさん迷惑しているでしょう?!」
	

	エリク:
	「子連れの女と結婚したいが子供が許してくれない、
みたいだな」
	

	シェア:
	「グレン」
	

	グレン:
	「なんっスか?」
	

	シェア:
	「女癖は治らないって、母さんが言ってた……」
	

	マグナル:
	「あっ、シェア馬鹿っ!
今ここでそんな事実を言うんじゃない!」
	

	グレン:
	「そうっスよね?もう20代後半の男の性格が今更直るとは思えないっスよ!」
	

	アルフレッド:
	「もう女遊びはしないって。する必要もねぇし。
	大体もうライラとは10年ぐらいの付き合いになるんだぜ。
	ここら辺でケジメつけねぇと」
	

	ティール:
	「あ、アルフレッドって俺より下なのか。
	そうだなー、そろそろケジメつける歳だよなぁ」
	

	アルフレッド:
	「そう!ライラにはすっげー苦労かけたし」
	

	グレン:
	「結婚しても苦労かけそうだから反対してんスよ!」
	

	アルフレッド:
	「俺はモヤシ王子とは違ってちゃんと結婚する気だし幸せにする気だ」
	

	エリク:
	「ふざけんな!俺はお前よりちゃんと考えてる!
	この口だけのヤンキー野郎!」
	

	リラ:
	「……結婚って、こんなにもめるものなんだね……」
	

	ティール:
	「はーい、お前らよく聞け。
	これ以上リラの結婚への夢を壊すようなことするなら、
	お前ら全員ウエディングドレス着せるからな。
	花嫁より先に体験できて、すげぇ嬉しいな?」
	

	リリト:
	「エリク落ち着いて。
私は結婚のタイミングなんていつだっていいんだから」
	

	エリク:
	「……」
	

	ライラ:
	「2人とも1週間ほど家に帰ってこないでください。
帰ってきたらミンチにします」
	

	アルフレッド:
	「……」
	

	グレン:
	「……」
	

	マグナル:
	「美人が恐い」
	

	シェア:
	「かわいい女は牙を持ってるって母さんが……」
	

	マグナル:
	「うん。クッキーやるから黙ってろ」
	

	ティール:
	「というか、お前らそんなに喧嘩するんだったら、マジで引っ越しなさい。
	アルフレッドはなんでエリクの隣に引っ越してきたんだよ。
	危うく俺がお前に殺されるところだったんだぞ」
	

	アルフレッド:
	「どこにも行くとこないし、面白そうだからいろんなことを駆使して引っ越した。
	それに俺は王子とケンカする気は全く無いんだぜ。王子が勝手に怒ってるだけだ」
	

	グレン:
	「兄さんは無意識にいろんなところにケンカ売るの止めてくれませんかね」
	

	ギスタ:
	「常に煽り態勢なアルフレッドと煽り耐性が低いエリクじゃ、相性が悪すぎる……」
	

	マグナル:
	「リリトはアルフレッドが隣で嫌じゃないの?」
	

	リリト:
	「私はエリクが隣にいれば幸せだからね!
	でもあんまり邪魔するようならあらゆる手を打つよ」
	

	マグナル:
	「やっぱり美人は恐かった!!」
	

	ペペロンチーノ:
	「グッダグダじゃが、進行的にはどうなんじゃ?」
	

	エリク:
	「もう知らん。適当にしてればいい」